原因と思われる要因とアウトカムの関係を評価するプロセスを無視した検定はしないこと
・原因と思われる要因を調べるのは、”学習”や”解析”の1つのやり方.アウトカムに及ぼす要因の影響を調べるのも、もう1つのやり方ととらえる.アウトカムにかかわるバイアス、交絡に配慮が要る.とりわけ交絡を調整して、偶然による可能性を評価するというプロセスを踏む必要がある.
バイアスは、数理的に表しがたいこともある.交絡は、観察後ならば調整(モデル)により対処できる.交絡の調整(交絡を除いた)後でなければ、因果関係の評価は半ば無意味である.偶然である可能性について検定するのは、”その後”にしなければならない.偶然による可能性は、”おそらくない”程度でいい.理由は、原因である可能性を厳しく切り捨てるのを避ける必要からなのだ.
また、それは関係するであろう因子の正しい効果を探索する際も重要である.
・因子には、結果に+に作用するものとーに作用するものがあろう.より複雑にある条件付きで作用するものもあろう.作用がないものを削減する必要が強い場合もある.
・因子の作用をないとして削減するための単純なステップが欲しい.それは玉木一郎氏資料に鍵があるように思う.