BGと生起因子の関わり具合
tとt以外の因子との関係はいろいろあるが、t曝露とt以外の曝露は独立であると仮定して調べてみる.
■ 主な生起因子である、tとBG
観察したmspなどの発生数他と全体の発生数をみると、
事例全体 BG(t0)
N 256 48
発生数 142 9
発生率 0.536 0.1875
まず、主な生起因子であるtに曝露したt1では真のt1による発生か、BGによる発生は区別できない.一方t0では、発生数すべてをBGとみなせる.
ここで、全体の率は、観察からわかっており、それがt1によるものとそれ以外のBGによるもの、そしてt1かつBGから成っているとみなせる.その条件の下で、BG、正味のtの率の関係は、単純差でなく、BGとtの独立性を考慮した以下の図のようなものと考える.BGの率と、全体N、全体発生数からわからない正味t率を求める問題となる.
式で表すと、 正味=(全体ーBG)/(1-BG)