BGを考える 2. もし小Ngがまともなら
t0の発生をBGと呼んでいる.すこし詳しくみてみる.
■ BGを少し詳しく計算
・t0のgで、率をどう考えるか.因子の得られた率からみる.
pは、詳しく調べていないので記載なし
観察したg;t0の率比と対比する.
観察値による、計算値 t0gs
横軸:観察値:率
縦軸:計算値:比(比の積);因子の得られた率から計算
小Nは小さなプロット
オレンジ色 ㇳ はt0の中の総発生数不変とした率
Nは、mp,mspでは十分.sは抑制効果を示して、msp
mもt0への抑制性があることはすでに調べた.msp
比のm-mpの値が同一なこと、ms、mspも同一なことは、生起性に乗ずる比であることに留意.pに幾分のリスクがあるとして、t1に対する効果を増強するわけはなく、かといって顕著に抑制するものでもない.それにしても、pがriskをもつという結果を受け入れる必要があるのだ.
* 具体的数値計算
m = 1/11 の頑丈さを信じれば、
p = mp-m = 0.357- 0.111 = 0.246
と、予想値周辺.さらに
sp = msp-m= 0.25-0.111= 0.139
も上の予想値に近くなる.
つまり、
t1に作用する t0に作用する
m m
s s
epのみ p
t - 因子記号は、因子効果と曝露の両方
のように関わっているととらえればよい.tがあるとき、mのriskが隠れ、かつ抑制性をもち、tがないときmのriskが現れる.このことは、因子の多面性の具体的な表れとみえる.
■ まとめ
・t0のgにも因子は作用していると考えうる.
・小Ngについて発生数の総和をかえない形で微小な発生を補正すると比と率の無理のない関連がみえる.