morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

独立データから個々の因子をみる mesiの特徴

・独立データは、線形とlogistic、mls推定とNLL推定が一致する.
・因子が重複するgは、複数生まれているが、係数の上下幅が広いものがある.独立gのリスク差をみる.
  ex リスク差
     m単独曝露で   0.231
     mを含むgは msp  0.2     -  sp 0   = △ 0.2
            mstp 0.604 - stp 0.5 =  △ 0.104
            mtp   0.667 -  tp 0.75  = △-0.083
 生起因子は、他のどの因子と重複しても係数を上にし、抑制因子は下に となっていた.しかし、mでは上下に広く、生起、抑制両方の効果を妨げると考えたのだった.
  


 ・回帰の推定値ばらつき


         coef    std.e
     mesi  0.04916     0.11958  0.411  0.681


 因子を線形独立に仮定した推定にみるばらつきの大きさは、上記のぶれの幅に対応してみえる.交互作用は、組み合わせによっても異なりえて複数想定する必要が考えられる.

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