morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

抑制阻害因子を想定してみる

・観察から曝露状況によって3つのgにわけてみる.
                                                                                   
                      ID  うちy1     率  
  生起因子+抑制因子        9   4  0.444
  生起因子+阻止因子         11        7  0.636
  生起因子+抑制因子+阻止因子  190  111  0.584     
                  210  122  0.581     

 ここで、生起因子;たまご焼き、フライドポテト、抑制因子;水、茶、塩サケ
 阻止因子;めし とした.


 g内のメンバーが少ないものがあり、心もとないが、このデータを半ば無理に処理しているわけで、思い付きを試行したいだけのこと.


 各gの率を全体に均等な効果と仮定してながめれば、阻止因子が抑制因子の効果を減じていることは、考えてみてもいい.


・阻止因子が抑制の効果を弱めることをβでもって表すと、


   (0.636 - 0.584)/ β =  0.636 - 0.444
     β=0.271
 のような数値を得ることはできて、もし上の仮定が成り立てば、阻止因子は、抑制因子を0.27ほど阻止している、ということになる.
 (あくまで、計算の仕方、考え方の試行)

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