morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

曝露パターンでみえるもの ;表訂正

・主な曝露因子が重複し、推定に不都合があるとき、交互作用項を試す.重複する因子を扱う、他の方法を考えてみた.曝露パターンでまとめれば、gどうしは独立となる.それらのgの係数を調べる.
・観光船データのIDごとに曝露パターンで分類する.このgについてlmにより推定する.係数から何がみえるか.


     表 gに含むID数、gのy発生率、lmの推定結果


   m:めし、s:サケ、t:たまご、p:ポテトサラダ (訂正) 


 上の推定係数を図式化する(切片は除いて考える).

 
 係数の大きな順で並べてみると・・
   tによる生起効果
   sによる各gへの抑制効果 ・・太矢印
   mによるs抑制の阻止効果 ・・太白抜き矢印
   mによるtへの抑制効果も・・
 過去記事の、めしによるサケ抑制効果への阻止効果がとらえやすくなった.


・あらたな ” 因子 ” 曝露パターンgで推定した結果から、元の曝露因子を帯びているかどうかで、発生率(lmでは推定係数が確率の差になる)を比べることができる.
 いちいち交互作用項を設けて調べる前に全体をつかむのには好都合のように思われる.

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