因子の多面性メカニズム
・観光事例で、水は抑制因子だったが単独でリスクはなかった.独立モデルなら係数は0であり(-)である.
また、めしはわずかなリスクありとしても、生起に対しては抑制的だった.係数は(+)であり(-)である.これらの性質をとらえようと同一因子を2つ用意して計算したのだった.
このような一見パラドックスにみえるものををどう考えるか.
・この例のうち、リスクがあっても、抑制的ということを
曝露と係数から
x1=β1x
x2=β2x β2<β1 x:0か1
x1&x2の平均risk = (β1+β2)/(1+1)<β1
リスクは単純に加算されず、x2が幾分リスキーであってもx1曝露重複で 見かけ上、抑制的になる.
・ 生物学風に解釈すれば、原因物質が因子の量;カサによって希釈されリスクが低減する、となる.水、めしなどが数値上一見おかしな挙動をみせるメカニズム.
* SEが大きいという意味をメモ
例数が少ない
2~多面性がある
単独で作用しないが、他因子に対して作用する(経験的)
弱い生起性があるが、生起因子に対して一見抑制的(経験的)
SEが大きいことは、その因子をさらに検討するきっかけになっている.lmでスクリーニング的な因子削減はできて、結果いつもの観光船事例データからは5個の意味ある因子があげられる.