トレミーの定理:三角関数で表せば美しい定理が
・やや字数の多い理解
複素平面で(1,0)中心のR=1円周上にある複素数α、β、γの、i=0となす角φjとすると、
α = 2cosφ1 e iφ1
β = 2cosφ2 e iφ2
γ = 2cosφ3 e iφ3
π/2 > φ3 > φ2 > φ1 > ‐π/2
常に成り立つ式
α(γ-β) + γ(β-α) = β(γ-α) ①
から、トレミーの不等式は、
|α(γ-β)| +| γ(β-α)| ≥ |β(γ-α)|
は、次と同等
|α||γ-β| +|γ||β-α| ≥ |β||γ-α| ②
それぞれの項
A B C
とおく.
②は、角度の範囲設定から、||はいずれも消せて、三角関数とその加法定理により、
よって②は等号が成り立つ.
字数はやや多かったが、左の項A,B2つは、部分相殺されて加法定理が現れる美しさをみる.