morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

 因子の「2面性」

■ 2面性とは


       係数と計算されるpr
         係数    pr
  β。+ p      -0.32   0.421
     β。+t         1.47   0.813  
  β。+ t + p     1.15        0.760        係数は前記事の手順で”推定”


 pは、単独でリスクを持つ.tは大きなリスクを持つが、tとpの曝露ではtの元の率を下げるから、結局pはリスクであり抑制因子である、というのがいままでみてきた2面性.2面性があっても、係数はただ1つという不思議.



 率差;RDばかりみていると、率が因子の性質のように思えたが、他の因子との関係のうえで率が現れるというだけ.見方の問題か.


 網羅的な推定;glm系推定ではSEが広いのは、2面性の影響かと考えたが、gの曝露有無にかかわる小Nなgの脆弱性にあるのかも.

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