複素平面 複素数の逆数の杞憂
・円と円周上の点の反転*を考える.
*ここでいう反転とは、 複素数の逆数をいう. 前記事についても同じ.
個々の複素数を反転すると変なことに気づく.が、杞憂に過ぎなかった.
円周上の複素数αが原点から出発し、時計回りするとする.3つの複素数αβγをこの円周上にあるとして、原点との4点でトレミーの定理がわかるのだった.
それはおいておいて、円周上の個々の複素数を反転したω (1/2,ki) ;k:実数の係数は・・といえば、ωは,ー無限大から0をとおって+無限大となる.
微小+から出発すると、そこはー無限大、微小ーからだと+無限大ということになる.
つまり、原点そのものの反転は、無限大遠くにあるのだが、(1/2,ki)のkが決まらないから+ともーともつかない、無方向な点に写される.
トレミーの定理に複素数を使う場合は、複素数個々ではなく、差なので変なことは気にしなくてよい.しかもトレミーの不等式;2つの絶対値と1つの絶対値の不等式;では各項 原点から出発するベクトルは現れず、その反転は関わらない.