morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

複素平面 複素数の逆数の杞憂


・円と円周上の点の反転*を考える.
         *ここでいう反転とは、 複素数の逆数をいう. 前記事についても同じ.
 個々の複素数を反転すると変なことに気づく.が、杞憂に過ぎなかった.

    

 円周上の複素数αが原点から出発し、時計回りするとする.3つの複素数αβγをこの円周上にあるとして、原点との4点でトレミーの定理がわかるのだった.


 それはおいておいて、円周上の個々の複素数を反転したω (1/2,ki) ;k:実数の係数は・・といえば、ωは,ー無限大から0をとおって+無限大となる.         
 微小+から出発すると、そこはー無限大、微小ーからだと+無限大ということになる.
 つまり、原点そのものの反転は、無限大遠くにあるのだが、(1/2,ki)のkが決まらないから+ともーともつかない、無方向な点に写される.


 トレミーの定理に複素数を使う場合は、複素数個々ではなく、差なので変なことは気にしなくてよい.しかもトレミーの不等式;2つの絶対値と1つの絶対値の不等式;では各項 原点から出発するベクトルは現れず、その反転は関わらない.

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