morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

複素数と行列

複素平面が幾何的理解を助け、手間を省く.一方行列で計算するのも便利である.複素数と行列式との関係を手計算で確認する.
■ 同一平面にある4点関係
・4点を複素数 cnj  ,   成分 aj+bj i ,  j=1,2,3,4.
 として、各複素数 α,β,γ,δ について次が成り立つ. 
                       示野(「複素数とは何か」:講談社)


  (α - β )( γ - δ )+ (α - δ )( β - γ)  = ( α - γ )( β - δ )


・4点の成分に対応したベクトルからなる行列 Mxjk をつくると、その行列式 Pjk は、


     P12P34 - P13P24 + P14P23 = 0 ・・・①


 を満たす.
                  橋本「非ユークリッド幾何と時空」NHK BS


* 複素数から行列式に対応する値 Pjk は、2複素数とそれらの共役から次により求まる.    



 繰り返して、①左辺は、 
  
 

  


 と表せる.これを計算すると0となる.


 同一平面上の4つの点の関係を行列式と複素数から実感できる.



   

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