morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

感染確率=電気論の過渡現象


 

 
□ 菌を摂取した場合、ヒト1人の感染する確率を表すのにこの関係が想定されている.菌の摂取量に応じて、感染する確率が異なることが仮定される.これをもとに人の危険についてアセスメントが行われる.
■ 発症する可能性のある菌数は、感染する菌数よりは大となる.
 食品25g、50g程度を1回あたり喫食するとき、含まれる菌数が少なめ:gあたり0.1程度であるとするとき、摂取される菌数は1回あたり2.5-5個にとどまる.gあたり1のとき、25-50個である.
これは感染力の強い菌なら、感染確率が生ずる.さらに菌数が多くなれば、発症確率がでてくる.


 しかし、gあたり0.1のようなレベルまで込めて問題とすれば、発症の危険測定を誤ると危惧している.このレベルは、25g採取して検査し、陰性陽性を問題とするレベルである.
 また、gあたり10などの比較的きつい汚染と同等の扱いをする結果、解析をぼやけたものにする. 




鶏卵におけるSalmonella Enteritidisの微生物学的リスクアセスメントhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jve1997/4/2/4_2_87/_pdf

×

非ログインユーザーとして返信する