morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

後ろ向き研究用シート作成

・因子間影響を調整した疫学的分析が求められる.未調整のまま、mastertableを使用して検討するのは情報不足となる.
・単なるmastertableシートを改良し、21曝露因子を層別因子とし2層層別解析を可能とした.MantelHaenszel要約オッズ比・相対危険を分析できる.因子同時処理であり、500レコードとした.(MHORの統計量はセルを費やしてしまった) 


・メリット
多変量解析的リニアモデルと比較して、+、ー両方向の交絡因子が明示できる
高(低)指標因子に対して、発見されたサプレッサー(交絡)による調整を実行、自発的に明示


・MH調整後のRR,ORに対するVar、CI、p-valueの表示
 MHRR,MHOR を大きい方から3つを自動的に選んで表示される
 MHχ2なども計算(同時表示) これはオマケ
・実用
 高曝露因子にみられるcrude指標の高値を調整できた
 統計モデルの不得意な中規模事例での調整に難はなかった
test
 「ラテ/シュークリーム事例」と「めし、オクラ事例」で正解値を出力した


 [2013/10/26(土) 午後 4:57yahoo morブログ記事からの転載]

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