morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

無限べき級数の開平方法;.詳細:非ゼロ係数からの方法

■ 調和級数を係数とする無限べき関数とでもいうような λを解析的に開平する方法を考えた.
■ 式の係数はa,b,c,・・、べきは、1,2,3,・・ なので開平した場合、0.5,1.5,2.5,・・となるとする.



 べき級数は、

 の関係があるから、α,β,γ・・は a,b,c・・に縛られ、


     

  つばり、べき0.5の係数:αはべき1の係数aのみにより決まり、√aとなる.
 べき0.5とべき1.5の係数(αとβ)を乗じてできる2個の和が、べき2の係数bに一致するから、βが決まる.
 べき1.5の二乗の係数と、べき0.5×べき2.5の係数2個、計3個の係数がべき3の係数cに一致するから、γが決まる.以降同様の計算により、

 



 などと決まる.

調和級数を係数とする、べき級数を開平すると・・

■ 調和級数を係数とするpの無限次元関数を開平してみる.
■ poisson分布のパラメータ λ を pで表すと -ln(1-p) なのだが、テイラー展開は、その反対符号となり、係数は調和級数となる.
■ poisson分布のλについて√ λ はどんな格好をしているか調べたくて、計算したら次のような式になった.

■ 何か不思議な係数が並んだ.