morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

調和平均とは何か harmonic mean

 ごく近視的に算数解釈する
■ 調和平均とは
 調和平均は、
  「率や比について平均をとるとき使う」とされる.
 また、
  「分子に来るものが同じときは調和平均が適正」、あるいは、抵抗は並列のとき調和平均で、直列のとき算術平均など、言われる.


・dimを考える.
 平均速度の計算は、速度vの調和平均である(距離一定のとき)ことを考える.
 dimは、距離;[D]、時間;[T]、速度;[V] とし、道のり dを往復;2回走るとき,速度を往路v1復路v2とすると、全距離を全時間で除すものだから、
       va =2 / ΣT 
                        * dは分母分子で消える
である.ここで、
       [V]:[D] / [T]
は、
      1/[V] : [T] / [D]
のように、逆数としないとTについての和はわからない.そのTは、 
       ΣT = D1/V1+D2/V2・・ = t1+t2+・・
となる.
 平均速度を求めるには、ΣTの逆数を乗ずることになるので、結局、dimを考えれば、調和平均の形になるのが自然.


   va=[D]×速度 v1 v2 の調和平均


■ 平均を求めようとする量が -1次元なとき、次元を逆転して和する必要があり、調和平均となる.


          


              


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