morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

2017年2月のブログ記事

  • アウトブレイク調査(3)メニュー詳細調査の必要性

    ・解析疫学 [後ろ向き研究(観察研究)]  リスク値の評価であるが、RR、RD、ORにより行う.   相対危険、危険度差、オッズ比のこと・・.  ここまでは決まっているとして、食中毒の解析で、”調整を行うべき”と明示されない.後ろ向きであるから、かならずみかけが含まれる.WHO標準疫学を適用すべき... 続きをみる

  • アウトブレイク調査(2)ブログ移転

    ・アウトブレイクでは、疑わしい因子は複数、ときに相当数現れる.食事についての調査を疫学調査と切り離さない.:平成22年3月30日薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食中毒部会 発文書は、”食品衛生部局及び感染症部局の共同調査の推進”を述べている.また、”一元的な調査票のガイドラインを示す”ことも提言... 続きをみる

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  • アウトブレイク調査(1)ブログ移転

    ・食中毒;解析疫学の手順  みかけの危うさを避け、疫学的な解析が必要である. ・アウトブレイク調査に関連する、重要な手順を記したものは、    * 「WHO標準疫学」    * 「 WHO食品媒介疾患の アウトブレイク 調査と対策のための ガイドライン」 の2つがある. ・前者、疫学では次の点が示... 続きをみる

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  • 症例対照研究case-control study;CCS

    ■ 大規模なデータの推定に際し計算コストの問題を避けるため、全データからなるコホート研究モデルから症例対照研究にスイッチする.いかに悪影響なくコントロールを減らせるか考える. ■ 症例対照のリスク値 ・症例を得て、すべてを症例群とし、暴露状況を調査する.絞った対照群を決めてその暴露状況とともに解析... 続きをみる