morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

2023年2月のブログ記事

  • gの率のlogitで できる立体?

    ・いつものデータは、大Nなgによれば、logisticモデルによくあてはまる. ・gと効果の関係を図形でイメージしたい. ■ gらは空間にどんな形であるか  効果の表現には率もあるが、logitとすると、線形を仮定して無理がなさそうだ.位置、距離で考えやすい.  gの効果は、gを頂点とし、効果距離... 続きをみる

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  •  logit変換値から縦軸偏差で最適化する

     logit変換して得た因子効果から合成値を得て、それと観察値との、差の二乗和で効果を最適化してみる.  異常値の影響を減らして、因子効果の精度を上げる手計算.                        ここではstdevによる値を偏差という ■ 観察したgからlogit変換で差を取り、推定し... 続きをみる

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  •  因子の「2面性」

    ■ 2面性とは        係数と計算されるpr          係数    pr   β。+ p      -0.32   0.421      β。+t         1.47   0.813     β。+ t + p     1.15        0.760        係数は前... 続きをみる

  • g化してprを logit変換し、logisticモデルにする

     g化は便利な反面、小Nのgが多く表れ、悩ましい.大Ngの頑丈さに依拠して率をlogit変換する方法を試す.  層化での率差をlogisticモデルの係数へ拡張する試み. ■ 手順 ・データgの率のlogitをとり、未確定な係数和とみなす;zoi. ・率差のように、Nの比較的大きなgから係数和:z... 続きをみる

  • 余興 0~1を 0~1に

     pはxによる関数とする.0~1を0~1に変換する式を・・ ・        pは 0<x<1の範囲で0<p<1となるが、0または1近傍で変化が小さい.  逆に言えば、xは0.5に近ければ大きくpを動かす.    ・cosを使っても考えられる         

  • 起点効果で測る

    ■ 起点から測れば因子効果が図示できる ■ 粗なデータを起点効果から測る  mに注目し、率差を調べるとき、            mtp - tp          0.706 - 1.00 = -0.294  となるが、tpを起点としている.この起点の率を横軸にとって、起点効果プロットする. ・... 続きをみる