morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

2023年7月のブログ記事

  • 繰り返し処理~ランダム試行から度数

    ・rbinom、rhyper関数はランダムな発生数を羅列する.繰り返し処理を練習するため度数を求めてみる. ■   rbinomは、2,4,3,2,…のような数がn個;シミュ回数分生成される.        rbinom(1000,16,0.1875)  xという点での度数は、x+1以下の累計個数... 続きをみる

  • 超幾何分布 qhyper

    ・qhyper        一般的な書式 qhyper(p, m, n, k, lower.tail=TRUE, log.p=FALSE)  例をplot画中にまとめる.   サケなし層、tの発生    plotによって、qhyperが示す度数は、   0.05のとき、0.05以上の域を含む度数... 続きをみる

  • 超幾何分布 dhyper,p-,r- ベクトルを入れる

      超幾何分布をRの関数で練習 ■ phyperとdhyperの理解  題材         このうち、サケあり層から158とりだす場合に、どれだけ発生が起こりうるか.  phyper  指定した数以下が現れる分布確率を返す  dhyper  指定した数が現れる密度確率 〃  【 ph(x) = ... 続きをみる

  • 超幾何分布 和・積で交換則

     2×2表で、曝露x;あり発生;yありを a、曝露x;なし発生;yありをb、 曝露x;あり発生;yなしをc、 曝露x;なし発生;yなしをdとした.    超幾何分布;確率密度 hgを 1) のように表現するなら、2×2表で、aがx、a+cがn、a+bがMに対応する.  1) をabcd、Nで表現す... 続きをみる

  • plot で hist 風グラフ + 重ねあわせ

    【hist風 plot】にするには、    type="s"       【ラベルを消し、替えるには】    xlab=" ",ylab=""   または、 ",xaxt="n", x=□□□□  【重ね合わせ】するには、    par(new = T)    plot(・・ )  par(new... 続きをみる

  • メモ Rで練習 dhyperの非0からベクトルを作る

     hyper関数の結果、ベクトル要素に0が並ぶことも多い.非0ベクトルを作ればいい. ・題材 dh_158<-dhyper(80:158,98,76,158) 【目盛消す】  x軸目盛を消して、タイトルとして80:98を書き込む    plot(dhyper(80:98,98,76,158),ty... 続きをみる

  • メモ Rで練習 二項分布関数にベクトルn1:n2を入れる.作図

    題材の数値を使って率を固定したときの分布を計算する:練習      sあり層 tの発生率固定時、発生数は、     s1t1y<-rbinom(1000,158,0.601)        sあり層 t0の発生率固定時、発生数は、     s1t0y<-rbinom(1000,16,0.1875)... 続きをみる

  • 単位円と正弦余弦の逆数

     (1,0)中心、r=1の円には、cos、sinとともにそれらの逆数が描ける.    

  • トレミーの定理:三角関数で表せば美しい定理が

    ・やや字数の多い理解    複素平面で(1,0)中心のR=1円周上にある複素数α、β、γの、i=0となす角φjとすると、              α  = 2cosφ1 e iφ1               β  = 2cosφ2 e iφ2              γ  = 2cosφ3 ... 続きをみる

  • トレミーの定理:オイラーの公式で表現は軽くなるか

     ・オイラーの公式        オイラーの公式①は、複素平面上、原点を中心とした半径1の円周上のある点δの座標.  δの絶対値は1なので逆数は共役と等しい③.           1,0点を中心とした半径1の円周上にある点 α は、2cosφ eiφと表せ、  |α|=2cosφ  なので、  ... 続きをみる

  • 複素平面 複素数の逆数の杞憂

    ・円と円周上の点の反転*を考える.          *ここでいう反転とは、 複素数の逆数をいう. 前記事についても同じ.  個々の複素数を反転すると変なことに気づく.が、杞憂に過ぎなかった.       円周上の複素数αが原点から出発し、時計回りするとする.3つの複素数αβγをこの円周上にあると... 続きをみる