morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

2022年2月のブログ記事

  • 抑制因子を阻害する因子

       生起因子、抑制因子はよしとして、抑制因子を阻害する因子をみる.  さまざまなglm、MHによっていつものデータからサケは強い抑制因子とわかっている.  一方、ホタテはMHで、でこぼこした値を示した.  最も強い生起因子 たまご曝露したものについて調べた.   左らん、サケありのgでは 全体、... 続きをみる

  • 余興~危険度差 RD = f (OR,RR)

     RD = (RR-1)(OR-RR)  /  RR(OR-1)  

  • 生起 / 抑制因子から 因子間関係

    ■  ・因子が曝露の重複状況により生じる交絡、因子が不備なことによる係数の異常、因子間の関係が起こす変化をモデリングや層化解析で扱ってきた.信頼下限はプログラムに任せず超幾何関数で算出する有用性があると思う.  推定係数の異常は、現れたからこそモデルに重要な因子が欠けたことを気づかせ、驚いたことに... 続きをみる

  • 推定から再現する発生数

     ■ 推定からの率化  推定によって得られたリスク値が、個々メンバーに対するリスクの確率を決めるなら、確率から再現される発生人数は観察した発生数の周辺にあるだろう.     zi を切片項として因子ごとの暴露有無・係数との和;線形予測子   zi = β。+xjβj  として個々人が各因子について... 続きをみる