morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

campy検出と指標細菌()が”関連性を示さない”こと_RA11


■ ブツからcampyの検出を試みた際、同時に指標細菌との検出状況と比較することがある.これはすでに公表された、研究(制御研究)201426009Aほかファイルによる.
 「カンピロバクター検出の有無と一般細菌数や腸内細菌科菌群数等の指標菌数は統計学的関連性を示さない状況」を嘆いているが、その理由となる事実は、このブログ既述記事で簡単に理解できよう.関連した記事を列挙する.
・ Campyの汚染を左右する因子/工程から知る数値範囲_RA8
・ 工程を軽視するアセスメント批判.リスクアセスメント 7 
  
■ もったいをつけないでズバリ記せば、pH、水温及びその効果範囲の違い である.
 
■ このリスク研究レポートもまた、脱羽で糞便が散ることを要因視しているが、”内臓摘出・枝肉処理工程の衛生管理の徹底・・・”が提案され、大変驚く.いったいどこをどうするのかわからない.
■ また、「生食用の食鳥肉に対する制御策を検討することは急務の課題」としているが既に有効な対策は公表、実践継続されていることを注意点として挙げたい.
★ morとしても、campyのリスクについて関心を持っているので、この記事を上げるのが急務と感じた次第.

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