morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

 大きなSE・・線形独立を仮定した因子の推定結果

 線形独立を仮定したモデルの推定で大きなSEを示す因子について追記する


・因子の削減のための篩わけ;多くある因子を削減する.
 いったん因子個々が独立したものとしてモデリングし、推定されたリスク値をみると、リスク値の大きさ・方向、広がりSEを得る.
 リスク値絶対値が大きい、またはSEが大きいものは残す.それ以外の因子を捨てる.


・リスク値絶対値が小さくてSEが大きい例
 図示すると、

  縦軸:リスク値 横軸:計算されたリスクの分布
    左はデータによるリスク、右は線形独立推定値のイメージ.
    組み合わせる因子によって抑制の効果をも持つときは、推定時あたかも幅広くリス
    ク値を分散させる.


 いずれの因子も偶然のばらつきはあるが、それからはずれたばらつきをもつものは調べる必要がある.
 もちろん、非線形な効果を持つ因子があるならGAMにより処理する.

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