morの解析ブログ

解析疫学、リスクにまつわるメモや計算

「推定」のまわりをさぐる.教科書では「解析はMHにより行う、因子が多ければ重回帰を用いる」という風で詳しい例は少ない.独自(のつもり)な思いつきで具体に試行.
 数理を用いるべきアセスメントにも切り込む.

カンピロバクター食中毒

 またか・・・.
 その”菌が、腸管内にいる可能性が高い”とか、いうが、水もまたこれまで何度もその原因となってきた.食中毒の原因としていまやトップに君臨するこの食中毒に対してはわきが甘い.ジャガイモの毒と同レベル、危険を知らずに曝露させる側の過失が問われそうだ.
 これは、「[新潟県は5日、妙高市猪野山の山中で、わき水を飲んだ小学生とその家族43人が発熱や下痢などの症状を訴え、12人からカンピロバクターが検出される食中毒が発生したと発表した」msnによる記事について思うこと.
 そういえば、’16には肉フェスで「600人以上が、カンピロバクターによる食中毒」に罹った.「半生の鶏肉を食べたことが原因の可能性が高い」とされた.
 鶏もわき水を飲んで罹ってた・・と考えるのは、間違いでもなさそうな気がする.それはさておき・・
 最近、「越谷市は5日、同市・・・飲食店「串・・・店」で食事をした14人が下痢や発熱などの食中毒症状を訴え、うち6人からカンピロバクターが検出されたと発表した」埼玉新聞: もみられる.
 campy中毒では、引き続いてGBSもありうる恐ろしい事故なのだが、半生、生を禁止していない.ということは、市民の自己防衛を強いるわけで、ヒトを預かる、学校保育園ほか施設では、メインな原因に対処しましょう、といったところか.
 湧き水、鶏肉、レバー、砂ズリ・・
 
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